誠実な女性がいないと嘆く男性は多いです。
しかし、それは男性と女性で誠実さの解釈が異なることが原因です。
男性と女性は同じ言葉を違う意味で使っていることがあります。
男性が考える誠実さと女性が求める誠実さの違い、マメさ、優しさの違いについてお話しします。
男性が考える誠実さと女性が求める誠実さ
女性は誠実な男性を求めますが、多くの男性は誠実さを勘違いしています。
勘違いした誠実さだから、誠実な女性はいないと思ったり、誠実にしたのに女性が離れていくという現象が起こるのです。
男性が考える誠実さと女性が考える誠実さは、次のように大きく食い違っているからです。
男性が考える誠実さ
モテない男性ほど、女性に性的な要求をしないことが誠実だと思っています。
誠実な男性=安全人物と勘違いして「ボクは女性に変なことしたりしないよ」というスタンスで自分の誠実さをアピールしようとするのです。
しかし、男性と恋愛がしたい女性の立場からすると、女性をまったく性的に見ない男性は男性ではありません。別の何かです。
あなたが男でも女でもない存在として女性と友達になりたいなら問題ありませんが、女性と付き合いたいなら大いに問題です。
女性に性的な要求をしない「誠実」な男性が女性と付き合うことは相当難しくなります。そもそも知り合っても恋愛がスタートしないからです。
女性が求める誠実さ
女性が求める誠実な男性とは、次のような男性になります。
- 誠実に自分を愛し続けてくれる
- 誠実に家庭を守ってくれる
- 将来、誠実に子どもと接してくれる
上記のような観点から、女性はシビアな目で男性を見定めています。
「ボクは女性に変なことしたりしないよ」という男性も、上記のような「誠実に自分を愛し続けてくれる」男性であることは同じだと思います。
確かにそこは同じかもしれません。
しかし「ボクは女性に変なことしたりしないよ」タイプの男性は、女性から見て男性としてカテゴライズされていないわけです。
単なる安全人物はそもそも知り合っても恋愛がスタートしないことは上でお話ししたとおりです。
「ボクは女性に変なことしたりしないよ」タイプの男性は、最初から圏外で「誠実に家庭を守ってくれる」まで到達することが出来ません。
だからいつまでも女性に縁がないままなのです。
男性が考えるマメさと女性が求めるマメさ
マメな男性はモテると言われますが、女性にマメに連絡して音信不通になることは多いです。
この現象が起こるのも、男性の考えるマメさと女性がされて嬉しいマメさが食い違っていることに原因があります。
男性が考えるマメさ
マメな男性はモテると聞いた男性の99%は、マメなLINEをします。
マメにすればいいと思って、
- おはよー
- いま何してる?
- 今日も1日お疲れ様!明日も頑張ろう!
のような用もないLINEを鬼のように送ってしまうのです。
しかしこれは、送られた女性からすれば迷惑なだけで、少しも嬉しくなんかない、女性の好感度をわざわざ下げる行為です。
一方的に好意を示すだけで相手が好意を持ってくれることは絶対にありません。
相手の女性が好きでLINEしたがっているのがバレバレなので、パワーバランスも最悪になります。
女性に「コイツあたしのこと好きなんだw」と思われて、あなたのLINEは女子会で笑いのネタとして提供されることでしょう。
女性が求めるマメさ
では、女性の好感度が上がるマメさとはどのようなものかと言うと、
- マメにアイロンをかける
- マメに靴を磨く
- マメに掃除・洗濯する
などです。
意外に思うかもしれませんがこういうことなのです。
なぜこれで女性の好感度が上がるかというと、要するに清潔感なのですが、上記のことをマメにしている男性は、他の独身男性に比べてキチッとした雰囲気が出てきます。それが女性の評価につながるのです。
家事が一通り出来る男性は、結婚すると家事の大変さをわかってくれる夫になります。そのために必要なマメな生活習慣を持っている男性のことを「マメな男性はいい」と省略形で女性は言っているのです。
清潔感とは違いますが、
- マメに自炊する
なども女性の好感度は高くなります。
マメに自炊していて野菜の値段をちゃんと知っている男性は、将来の夫として評価が高いです。
やれば誰でもできることですが、モテない男性ほどやっていないものなのです。
男性が考える優しさと女性が求める優しさ
優しさについても、男性と女性では違うものをイメージしていることが多いです。
男性が考える優しさ
モテない男性になればなるほど、女性の言うことを何でも聞いてあげることが優しさだと勘違いしています。
いつもニコニコして女性のご機嫌を伺い、時間や労力など自分の全てを差し出そうとします。そうすることで女性は喜び、好感度が上がると信じているからです。
しかし女性は、こんな召使いの爺みたいな人に恋愛感情は抱きません。
優しいことは優しいですが、女性はこんなことを男性に求めてはいないからです。女性は追いかける恋愛がしたいのです。
「いい人だけど、ごめんなさい」と言われてしまう男性は、このように何でも言うことを聞いてくれる優しい男性です。
優しいだけの男性は男性的な魅力がないので女性はつまらないのです。
女性が求める優しさ
女性が男性に求める優しさは、召使い的な優しさではありません。
ではどのようなものかというと、例えば、
- 子供や動物をかわいがる
- すぐキレたりしないで物事を前向きにとらえる
- マメに帰省するなど、自分の家族を大切にしている
このようなことです。
女性の好感度が上がる優しい男性とはこのようなことを言うのです。
女性が男性を将来の夫候補として見る場合、子供好きな男性には大きなアドバンテージがあります。人生のパートナーが後ろ向きですぐキレる人だったら大変です。自分の両親も大切に出来ない人は、結婚相手の両親も大切にできません。
女性は男性のこのあたりをシビアに見ているのです。
7回デートしたのに、架空の誠実な女性を求めていた男性の末路はこちらからご覧ください。
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いかがでしたか?
誠実な女性がいないと感じるのは、「あなたが思う誠実な女性」がいないだけです。
男性が思う誠実さと女性が思う誠実さは違うのです。
架空の誠実な女性を求めて「いない」と嘆くのではなく、女性の求める誠実さを正しく理解することが大切です。