内向的な男性は外交的な女性と付き合えるのか?

内向的な男性は外交的な女性と付き合えるのか? コミュニケーション

内向的な男性が外交的な女性を好きになったら、自分は相手にされないのではないかと不安になります。

でもちょっと待ってください。そもそも内向性/外交性って何なのでしょうか? 内向的な性格は直さなければならないものなのでしょうか?

内向的な男性は外交的な女性と付き合えるのかについてお話していきます。

内向的な男性は外交的な女性と付き合えるのか?

内向的な男性が外交的な女性と付き合うことは何の問題もありません。ただし、ひとつだけ条件があって、その条件を満たすことが必須になります。

条件というのは、「お互いが自分と違う相手の性質を理解して尊重できること」です。

内向的な人と外向的な人は性質が違うので、お互いに求め過ぎず、適切な距離感を保つことが重要になります。そのためには自分と違う相手の性質を理解することが欠かせません。

内向性と外向性の違いについて見ていきましょう。

内向性と外向性の違い

世間では、内向的な人はコミュニケーションが苦手で暗い、外交的な人は社交好きで明るいといった見方が固定されています。内向的な人の中には、親や学校から「もっと外交的になりなさい!」と怒られて育った人も多く、内向的=悪のように刷り込まれているかもしれません。

しかし、内向性や外交性はその人の性質を説明するものなので、どちらかが善でどちらかが悪といったものではありません。「人が好きか・嫌いか」のように単純化されるものでもないのです。

内向性や外交性がどんなものかは、「その人がどのように英気を養うか?」に注目してみると、それぞれの性質がよくわかります。

内向的な人は、誰にも邪魔されずにゆっくり一人で過ごすことでエネルギーを充電する人です。人と交流するとエネルギーを消費してしまうので、楽しい集まりでもすぐガス欠になってしまいます。

決して人間嫌いではありませんが、大勢の人と過ごすと単純に疲れてしまうので誘われても「行きたくない」と思ってしまいます。リモートワークに向いています。

外交的な人は、他の人たちに囲まれることでエネルギーを充電する人です。仕事が終わって1人の部屋に戻るなんてまっぴら。色んな人と話すことで元気になるので家には帰りたくない!

1人で孤独と向き合うことに大きなストレスを感じ、エネルギーを消費します。何かあるとすぐ電話してしまうので、リモートワークは苦手です。

外交的な女性と付き合うなら、あなたが充電している1人の時間を尊重してくれる人でないといけません。それには、自分の都合だけであなたを連れ回したりしないような聡明な女性を選ぶことが大切です。

逆にあなたは、休日に1人で散らかった部屋にいると死にそうになる彼女を尊重しなければなりません。彼女に時間を割けるように、それ以外の人間関係で疲れ切ってしまわないことが大切です。

内向的な男性が外交的な女性と付き合う戦略

このように、内向性や外向性はその人の性質を表しているだけで、どちらが良いとか悪いとかいう問題ではありません。

このサイトは主に内向的な男性向けに発信しているので、続いては、内向的な男性が外交的な女性と付き合う戦略を2つお話します。

外交的な女性の性質を知る

まず最初に、外交的な女性の性質を理解していきます。自分を理解してほしいならまずは相手を理解しなければなりません。内向的な男性にとっては辛い所ですが、多くの男性の恋愛対象になるであろう若い女性は、冒険的で外交的な性質が高くなる傾向があるのです。

独立法人日本学生支援機構の「平成29年度協定等に基づく日本人学生留学状況調査」によると、学生交流に関する協定などで留学した学生は男子が2万5210人(38.2%)であるのに対し、女子は4万848人(61.8%)と大きな開きがありました。

このように、積極的に海外に飛び出していくような思春期の女性たちが、内向的な男性を「つまらない」と感じてしまうのは仕方ないのかもしれません。若い女性が退屈な男性を嫌う傾向は、このような調査からも伺えるのです。

なぜ思春期の女性が冒険的になるのかについては、興味深い説があったので紹介します。

人類の歴史のうち200万年は狩猟採集の石器時代です。それに対して私達が認識している歴史は2000年ほどしかありません。人の本性を知るのに直近の2000年だけを見ても判断を誤ります。この2000年で文明は大きく発達しましたが、人の性質は先史時代とそれほど変わっていないといいます。現代の女性も例外ではなく、遺伝子レベルでは、次のような狩猟採集の旧石器時代の影響下にあります。

旧石器時代、人類は100人~150人程度の親族集団で暮らしていたと考えられています。しかし、この集団内で近親婚していると遺伝子の多様性を獲得できず、ウイルスや病気に勝てない子どもが産まれてしまうリスクがあります。それを回避するため、別の集団に出会うと互いに女性を「交換」していたと考えられるのです。

彼らは別の部族と出会うと女性たちを好感し、新しく集団に迎え入れられた女性と子孫を残します。旧石器時代の環境を考えればそのほうが合理的だからです。

そのためには、思春期を迎えた女性は外向性を獲得したほうが有利です。冒険的で活動的になって慣れ親しんだグループ内のオスではなく、他の集団のオスに興味を持つようになる。そういう性質が女性にはあるというのです。

(参考文献:
「上級国民/下級国民」橘玲
「言ってはいけない 残酷すぎる真実」橘玲

ここで内向的な男性にとって重要なのは、思春期の女性は新しい出会いを求めて男性より冒険的で外交的な性質が強まる傾向があることを理解し、それを尊重しながらどうにか折り合いをつけることです。

選択と集中

内向的な男性が外交的な女性と付き合うためには、自分のエネルギーを枯渇させずに彼女にエネルギーを注げるような工夫が必要になります。

内向的な人は、誘われるがままに人と会っているとたちまちガス欠になります。それを防ぐためには、関わる人に優先順位をつけて無駄に消耗しないようにするしかありません。

具体的には、彼女関係では出掛けるが職場の飲み会は出ない、それほど親しくない知人の(数合わせかもしれない)結婚式などの招待は断るようにしてエネルギーを節約してください。そして、温存したエネルギーを彼女のために使うのです。

友人というのは、毎日ベタベタ会っていないと機嫌が悪くなるような人のことではありません。あなたを尊重してくれないような「友人」とは、この機会にいっそ疎遠になるくらいで丁度いいのです。

優先順位の低い付き合いを減らし省エネを心がけ、彼女にエネルギーを使えるようにしてください。選択と集中が大事です。


外交的な女性と7回デートしたら彼女を他の男にゲットされてしまった内向型男性の体験談はこちらからご覧ください。
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いかがでしたか?

内向的な男性が外交的な女性と付き合うためには「お互いが自分と違う相手の性質を理解して尊重できること」が欠かせません。

お互いに1人の時間で充電する内向的な人と、人と関わっている時に充電する外交的な人の性質を理解しなければなりません。

その上で、相手の負担にならないような行動をとることが大切です。