話すのが苦手な男性はまずこれから始めてみよう

話すのが苦手な男性はまずこれから始めてみようセルフイメージ

話すのが苦手な男性は少なくありません。

このような場合、苦手なことを克服するには「ひとつ前のことをする」のがストレスが少なく、効果が得られやすいと言われています。

人と話すのが苦手な男性は、まず何から始めればいいのでしょうか?

話せている自分に気付く

話すのが苦手な男性は、まず最初に話せている自分に気付くことが大切です。

コミュニケーションで悩んでいる人は少なくないようで、それに関するセミナーもいろいろ開かれています。僕も参加していたりするのですが、セミナーに行くと次のようなことを言っている人と会うことがよくあります。

「僕は集団の場でのコミュニケーションが苦手で、特に初対面の人だと一言も喋れなくなってしまいます。子供のころからずっとそうで今の職場でも~(以下略)」

何か気づきましたか?

「コミュニケーションが苦手」

で、

「初対面の人とは喋れない」

はずの人が、セミナーという不特定多数の人が集まる場で初対面の講師や参加者に向かってペラペラと喋っているんです。しかも誰かに強制させたのでもなく自発的に、です。

その人に「あなたは今初対面の僕に自分のことを詳しく話してくれましたよね?」とか「このセミナーは知らない人同士が集まっている集団ではないのですか?」などと言うと驚いたような反応があったりします。

本当に集団の場で初対面の人と話せないならセミナーで知らない人にペラペラ喋ることもできないはずです。本人も気づいていませんが、本当に人と喋れないのではなく問題は別のところにあるということに他なりません。

おそらくこのような場合ネガティブな思い込みをはずすといったことがまず必要になるでしょう。

自分で自分はこういう人だと決めつけてその通りの自分であり続けようとしているのだから。

で、どうすれば思い込みがはずれるんですかと聞かれて「これです」と言って出せるはずもなく、日々小さいことを積み重ねていくことで克服していくしかありません。克服というと大げさな感じがするなら「問題と思っていたものが気にならない程度になる」という言い方のほうがしっくりくるかもしれないですね。

とにかく小さくテストしていくことが大切です。

まず挨拶をする

具体的にどういうことかというと、会話が苦手ならまずは無理して喋らなくていいから挨拶だけはしましょうということ。

コミュニケーションに苦手意識を持っていると会話以前に挨拶すらしていなかったり、していても声が小さくて相手に届いていないということが往々にしてあります。

挨拶しないので挨拶が返ってこないのはいいとして(よくないですが)、本人は勇気をふりしぼって挨拶しているのに声が小さくて相手に届かずに「無視された」と落ち込んでしまうようだと問題です。本人は頑張っているだけにこれは防止したいところですね。

その際のコツは「見返りを期待しないこと」。

「俺は朝だから挨拶をしてるだけだ」というマインドでふだんより大き目の声で「おはようございます」。これだけでいいです。挨拶が返ってこなくても気にしません。

もし無視されたとしたら「ああ、この人は挨拶も出来ない人なんだ」

このマインドです。

自分の印象が変わることを楽しむ

「挨拶ひとつ相手にどんな印象を与えられるのか」を考えられる自分を楽しんでみてください。

印象を操作するというと聞こえが悪いですが、相手にいい印象を持ってもらうにはそれなりの挨拶をする必要があります。

ふだん話したことのない人でも、その人が何か成果を出したときに本気で「おめでとうございます!」と言ってみたことで翌日から凄く喋るようになったりすることが実際にあります。

相手もあなたを見て「この人は喋らない人だから」と思って控えていることがあるのです。

何か苦手なことを克服するには「ひとつ前のことをする」

職場に好きな女性がいるけど話しかけられない場合とかも、まさにこれ。挨拶も会話もしていないのに勇気を振り絞って食事に誘ったりしたら、相手はびっくりして遠慮するに決まってます。

いろいろなことに応用が効きますよ。

いかがでしたか?

話すのが苦手な男性は、いきなり話そうと頑張るのではなく、会話のひとつ前のことを行うようにするのがお薦めです。

見返りを期待することなく、ストレスなく続けていきましょう。

次第にセルフイメージが変わっていくのを実感できれば、ほとんど問題は解決されているはずです。