女性の長い買い物につきあうのがストレスという男性は多いです。
あなたも彼女と買い物に行って、こんなに疲れるとは思わなかったという経験があるのではないでしょうか?
なぜ女性の買い物は長いのかを女性心理から考えてみたいと思います。
決断力がないから
女性の買い物が長いのは決断力がないからです。
一般的に、女性は決断力がなく、決断が苦手だと言われています。
しかし、女性は決断が苦手なのではなく、決断に時間がかかると言うほうが適切かもしれません。
女性は男性に比べ、何かを決断する際の情報量が圧倒的に多いからです。
女性は情報量が多すぎる
女性は情報量が多すぎて決断に時間がかかることがわかる事例として、「男女のシャンプーの選び方の違い」という記事を見つけたのでご紹介します。
その記事によると、
シャンプーを選ぶときの判断材料
《女性の場合》
- 「有効性」「ブランド」「香り」「効果」「成分」「色」「品質」「デザイン」「お薦め」「レビュー」「量」「人気」
《男性の場合》
- 「シャンプーと書いてあるかどうか」
出典:http://thechive.com/2013/02/07/men-and-women-are-practically-a-different-species-20-photos/
とのことでした。
確かに女性の頭の中でこれだけの情報が駆け巡っているのであれば、シャンプーひとつ選ぶのに長い時間が必要なのもうなづけます。
一方、シャンプーを買う時は「シャンプーと書いてあるかどうか」だけで判断する男性の買い物は、
- 目的の商品を見つける
- レジに持って行く
- お金を払う
この3ステップで完結しています。
この決断力を有する男性からすれば、女性は決断力がないように見えてしまうのも仕方ないかもしれません。
しかし、女性は情報量が多すぎるのだと覚えておけば、決断の遅さにイライラすることもなくなるのではないでしょうか。
女性は買い物で感情を満たしたい
買い物に対する男女の認識の違いの2つ目の話に移ります。
男性の買い物は、文字通り必要なものを「買う」という行為であり、目的の商品をゲットできればそれでミッションは達成されます。
しかし女性の買い物はこれ以外の要素こそが大切になります。女性の買い物の楽しみは「物を買う」ことだけではないのです。
それを使うことでどんな楽しい感情になるか
女性がかわいいボールペンを欲しいと思うのは、「このボールペンを使ったら楽しくなれそう!」という感情が動くからです。
表面的に見れば筆記用具が欲しいわけですが、字を書くという機能を満たしていればいいというわけではないのです。
女性は、ぬいぐるみのように男性から見ると使い道のないものを欲しがります。機能としてはひとつあればいいはずなのに、似たようなものをいくつも持っています。
女性は「物を買う」のではなく、それがあることによってもたらされる楽しい感情を「買う」のです。
ですから、あなたは女性に次のようなことを言っては絶対にいけません。
「それって、何に使うの?」
これを言った瞬間、あなたと女性との間に亀裂が走ります。
女性はスペックなんてどうでもいい
男性と女性では、買い物の対象である商品についてもかなり捉え方が異なります。
スマホでも写真は撮れますが、カメラを買った場合を例に考えてみます。
男性がカメラを買う場合は、機種ごとのスペックにこだわります。スマホでも撮れるのに、わざわざカメラを買うのだから当然です。男性は「うんちく」が好きで、スペックや人気ランキングを重視します。
しかし、それは同時に、客観的な裏付けがないと安心できないということでもあります。本当は自分では何がいいのかわかっていないので、指標に照らし合わせてみないと判断できないのです。
一方、女性はスペックにはこだわりません。スペックよりも、自分の感情を動かす「グッとくる」ポイントがあるかどうかが大切だからです。
ものに違いがあるのは当たり前なので、女性はそんなことはどうでもいいのです。自分の主観だけで判断できるので他の指標に照らす必要もありません。
もっといいやつ買えばいいのに
このような場合にも、絶対に女性に言ってはいけないことがあります。
それは、「もっといいカメラ買えばいいのに」です。
スペックにこだわる男性はもっと優れた商品があると教えたくなってしまいます。しかし男性からすれば低スペックのカメラでも、女性にとっては、自分が「出逢った」カメラなのです。
「妹の赤ちゃんの写真撮ってあげようと思って!」
女性が買ったモノは確かにカメラですが、実際は「カメラを使うことで訪れる楽しい未来」を買っているのです。
そんな女心がわからない野暮な男性は「カメラの性能」について論評してしまうのです。
これでは女性はあなたといても楽しくありません。
いかがでしたか?
女性の買い物が長い理由は、情報量が多すぎて決断に時間がかかることと、買い物をすることで感情を満たすことを望んでいるからです。
女性にとって重要なことは商品のスペックではなく、それを手にした自分が体験する楽しい未来です。間違っても「もっといいやつ買えばいいのに」のような意見を言ってはいけません。