女性が苦手を通り越して、女性が怖い男性は少なくありません。
女性と接するのが怖くて女性を敬遠してしまうのです。
モテたいと思っても、深層心理が女性を恐怖することで女性を遠ざけていることもあります。
女性が怖くて恋愛できない原因は何なのでしょうか?
恐怖の原因は防衛本能
女性が怖いと感じてしまうのは遺伝子に刻まれた防衛本能によるものです。
これまで女性と接した経験がない、またはほとんどない男性は、自分の周りに女性がいない状況が常態化しています。それが変化することを遺伝子レベルで恐怖しているのです。
これだけだとわかりづらいので、もう少し防衛本能についての説明をしていきます。
人類の祖先が狩猟・採集の生活をしていた時代、現状と異なる新しいチャレンジをすることは死の危険に直結していました。
原始時代に仲間や集落と離れて独りで生きていこうとしてみたり、いつも狩りをしている場所とは違う前人未到のジャングルに足を踏み入れるようなことは「死」を意味していたのです。
「常態化」している環境を変えることが「死の危険」とイコールだった狩猟採集生活は何百万年も続き、人類はそれに適応するように進化してきました。
このように「これまでの状態を変えてはいけない。とにかく現状維持」というのが僕たちの遺伝子に刻まれた「防衛本能」です。
そしてこの防衛本能の働きによって、彼女がいない男性は「自分に彼女がいる状態」に変化することを「怖い」と感じてしまうのです。
正社員になるのが怖い契約社員
僕の知人の正社員になりたがらない女性がいます。独立志向の人ではありません。どちらかといえば安定志向の人です。それなのに正社員になりたがらないのです。
彼女とは転職活動中に知り合いになったのですが、「私は契約でしか働いたことないから……」というのが理由のようでした。
しかし彼女はまだ20代ですし、真面目なタイプなので面接で悪い印象を与えるとは思えません。しかしこれまで契約社員で働いた経験しかないので、正社員になると過剰な責任や重圧を背負わなければならないと思い込んでいるようでした。
それゆえ何回も転職を繰り返してしまっているのです。
このように本当は安定志向であるにもかかわらず、不安定な契約社員という選択をしてしまうのは「契約社員である自分」を現状維持してしまっているからと言えます。
これまでとは違う、正社員という環境に飛び込むことを恐怖する防衛本能です。
最も怖いのは行動を起こす瞬間
人が最も恐怖を感じるのは、何か新しい事に挑戦するため最初に行動を起こす瞬間です。
なぜ最初に行動を起こす瞬間が最も怖いかというと、その次に起こる結果が見えていないゆえに、悪い結果を予想してしまっているからです。
先ほどの女性の例で言えば、正社員の求人に応募しようと考えただけで恐怖を感じてしまい、行動をストップしてしまいます。
正社員として採用されて出勤するときのことを考えると、もの凄いエネルギーを消耗してしまうのです。どうしてエネルギーを消耗してしまうかというと、そこに恐怖があるからです。
恐怖の「声かけ」
僕は数年前、声かけを教わったことがあります。新宿で「声かけ」を数時間かけて先生から実地で教わりました。
なぜ声かけの部分かというと、最初の声かけが最も恐怖を感じるからです。
そのときはここでお話した防衛本能などは全然知らなかったのですが、今振り返ると非常に理にかなっていたと思います。
僕は本当に道に迷っているときでも若い女性に道を聞くのは避けていたくらいでしたから、歩いている女性に声をかけるというだけでもの凄い恐怖だったことを憶えています。
少し話が逸れますが、この時の先生からは後日、「君は声かけは出来ないほうだったけど、恐怖と戦っている点ではずば抜けて出来ていたので印象に残っている」と言われました。
正しい「やり方」を学ぶことで成功する結果を予想する
新しいことにチャレンジするとき、その次に起こる結果が見えていないゆえに、悪い結果を予想してしまっているから恐怖を感じるとお話しました。
これは逆に言うと、一度うまくいってしまえば成功する結果が予想できるから、次からは怖くなくなるということでもあります。
僕たちが生きている時代は原始時代ではありません。女性にアプローチしたからといって生命の危険に晒されるようなことはありませんが、防衛本能がブレーキをかけてしまいます。「わかっちゃいるけど、できないんだよ」という状況に陥ってしまうのです。
しかし僕たち現代人は「知識」を身に付けることができます。未経験のことをやる前に正しい「やり方」を学んでおくことができるのです。
7回デートしたのに、女性への恐怖心を克服できなかった男性の末路はこちらからご覧ください。
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いかがでしたか?
恋愛経験の少ない男性は女性と接するだけで怖いと感じますが、それは遺伝子に刻まれた防衛本能によるものです。
最初に行動を起こす瞬間が最も怖いので、その時点で前に進めなくなることが多いです。
しかし前もって正しい「やり方」を学んでおくことで成功する結果を予想できるようになります。